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目的 | スキー指導にあったて急遽まとめた指導内容の計画と、実施のメモです。 |
計画 | スキーの技術動向はカービングスキーなどの普及で外向外傾から内向内傾へ、外スキー主導から両スキー・内スキー主導へと変わりつつあ
り、よりシンプルによ
り楽にターンをできる方向にあります。したがって新しい技術動向を取り入れた方が結果として短い時間で滑れるようになり、大自然の中で本
来のスキーの楽し
さを味わえると思えます。 以上の背景から安全で楽しいスキーを優先しながら、技術的に重視した点は以下です。 ●よりシンプルにハの字での荷重、角付けによりターンする。ターンの連続には脚の曲げ伸ばしを加える。回旋は必要に応じて付加し、抜重、直滑降は省略する。 ●停止位置や回転の補助としてストックをポール代わりに使い、自然に停止やターンに導く。 ●リフトを利用できるようになったら目標地点を示し長い距離をトレーンしながら、大回り/小回り/直滑降など斜度や地形を利用し、滑りながら自然にスキー操 作を覚える。 ●プルークボーゲンでも、わずかに内スキーを折りたたむことで早いタイミングで内傾し楽にターンを行う。 ●スキー操作に慣れたら両スキー主導のプルークボーゲンからパラレルを目指す。シュテムターンは初中級レベルでは省略し応用種目としてとらえる。 [参考資料] ・神奈川県スキー連盟 2003/4 指導員研修会理論・市野聖治氏「新教程について」講演録 |
指導項目 | 指導すべき項目を一夜漬けでメモとして抜粋しました。すべてを教えても意味がありませんが、講習中は虎の巻としてポケットに忍ばせま
す。 メ モはこちら。 [参考文献] ・日本スキー教程「技術と指導」 2003/10/25 Ski Journal社 ・上達スキーレッスン「初級中級者のための実力養成講座」 八海山スキースクール編 S63/11/10 ノースランド社 |
講習記録 | 初めてスキーをする小2-6年生への講習内容を記録にまとめました。 メモはこちら。 |
結果 | 半日づつ4単位の講習でしたが、用具の扱いから、緩斜面のプルークボーゲンまでが半日。リフトに乗りプルークボーゲンで長い斜面をト
レーンで降りれるまで
がさらに半日。次の半日は全員ポールを滑ってタイムレースに参加できました。最終日は一部親元に分散しましたが天気もよくて車山の山頂か
ら滑り降りてス
キーの楽しさを味わえたようです。 緩斜面にリフトがかかっていないケースだと最初に乗ったリフトの下りは安全に全員が滑りおえるための補助で体力勝負の感があります。リフ トに乗る前は受講者の体力を見ながら事前にある程度の斜度に慣れさせておくことも必須です。 またノーマルスキーなど荷重・角付だけでターンがスムーズにいかないケースが見られる場合はより回旋要素を付加するようにします。 資格を取ってから昨年まで教えた実績がほとんどない状況でしたが、安全で楽しいスキーの目的は達成できたかと思えます。 |