DriveImage3使用報告 Rev0:2000/06/24
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【Drive Imageの概要】
項目 内容
目的
アプリケーションのセットアップを含めてシステムクラッシュから高速修復を可能にしてくれる"Drive Image"の使用報告です。
バックアップとの違い Drive Image:
HDDを完全にOS毎バックアップできます。
このためImage Drive自身はDOSで動作します。
通常のバックアップ:
OS領域のように書込中のファイルがあると完全バックアップができません。
特徴 ベンダーの売りです。
1. Windows 2000環境のバックアップ/復元。
2. 大容量HDDのバックアップ
(検証済み:IDE 40GB、SCSI 36GB)
3. PowerQuest社独自技術でバックアップ及び復元時間の大幅な短縮を実現
4. 種々のOSをバックアップ/復元
  Win2000Pro、Win95/98、WinNT-WS、Win3.x、DOS、OS/2、Linux
5. HDDやリムーバブルメディアへのバックアップが可能
  HDD、JAZ、Zip、MO、PD、SyQuest、ネットワークドライブ
6. 複数枚のメディアに分けて保存(スパーニング機能)
  メディアを複数に分けて保存できるディスクスパーニング機能
7. ディスク間コピーが可能
8. 豊富なオプションが使用可能
  コピー先パーティションの自動リサイズ機能ほか
制限事項

Drive ImageはDOS環境で動作するので以下の制限があります。
・出力先にFATパーティションが必要。
・CDR/RW、MOなどのドライブはユーザがDOSで接続インストールします。
 (config.sysやautoexec.batの編集が必要です…これが手強い)
・出力先の最大容量(ただし複数分割保存可能)
 FAT16:2GB
 FAT32:(IDE:127GB)
 CDR/RW:650MB
 MO:1.3GB(媒体容量による)
*詳細はこちらを参照ください。
システム
環境条件
1. DOS5.0,Win3.1,Win95/98, WinNT-WS,Win2000Pro
2. Intel 386SX以上のPC-AT互換機及びNEC PC98-NX
3. 32MB以上のRAM(64MB推奨)
4. CD-ROMドライブと3.5"のFDD(供給媒体はCD-ROM)
5. VGAモニタ 6.8MBのハードディスクの空き容量
使用結果 1. 4GBの修復がわずか10分
 アプリのインストール、セットアップ時間(個人的には8時間程度)が
 そっくり不要なため装置添付リカバリCDを使うより大幅短縮です。
2.バックアップ、修復の環境をDOSで構築する必要があり、ある程度の技術
 レベルをユーザに要求します。環境構築ができれば強力なツールに
 なります。
3.CD-R/RWドライブと組み合わせて個人用のリカバリCDを作成できます
4.RAIDなどには対応しないと明記されていますが、DOSでアクセスでき
 れば、RAIDボードのFastTrak66も使えるようです。


【バックアップ作業】
項目 内容
前提条件 HDDへのバックアップしバックアップ後CD-Rへ焼く。
・今回はRAID(FastTrak66)がバックアップ先です。
準備 1.バックアップ先にFATがないときは作成します。
・空き領域がない場合は"PartitionCommander"などで確保します。
・fdiskコマンドなどを使用しFATパーティション作成します。
2.Drive Imageのインストール
 WindowsでFATパーティションにインストールします。
3.DOS/V5.0起動FDの作成
 Win95/98起動用FDであればOK
*WinNT,Win2000用は使えません。
Drive Image
の起動
1.DOS/V5.0起動FDからPCをたちあげます。
2.Drive Imageを起動します
 A:\>C: 【enter】
 C:\>PQDI3\PQDI 【enter】

メニュ選択
"イメージの作成"を選択します

バックアップ
パーティション
選択
1.HDDリストの中から対象のディスクを選択します。
2.選択したディスク内のパーティションリストの中からバックアップ
 するパーティションを選択します。
バックアップ
先指定
バックアップデータの格納先とファイル名を指定します。
例:d:\win2k.pqi
 なおドライブ文字はDOSで認識できる範囲で決まるため必ずしも
 Windowsで見えるドライブ文字とは異なります。
 "参照"ボタンで必ず確認します。
圧縮レベル
を指定
バックアップデータは圧縮して格納できます。
"標準レベル"を選択すると約1/2に圧縮できます。
拡張オプション
指定
後でCD-Rに焼くので620MBで"イメージファイルの分割"を指定します。
設定完了 "完了"ボタンでバックアップ開始です
バックアップ
完了
指定したファイル名でイメージファイルが作成されます。

例:3分割

Windowsに戻ってそれぞれをCD-Rに焼けばシステムリカバリCDの
完成です。


【修復の作業】

項目 内容
前提条件
と準備
FATのイメージファイルから元のパーティションを修復します。

【イメージファイル】



Drive Image
の起動
1.DOS/V5.0起動FDからPCをたちあげます。
2.Drive Imageを起動します
 A:\>C: 【enter】
 C:\>PQDI3\PQDI 【enter】

メニュ選択
"イメージの復元"を選択します


イメージ
ファイル選択
復元するイメージファイルを選択します。
 例:d\win2k.pqi
修復ドライブの
パーティション
選択
1.ドライブリストの中から修復するドライブを選択します。
2.選択したドライブの中のパーティションリストから修復する
 パーティションを選択します。
設定完了 "完了"ボタンで修復開始です。
終わればWindowsを再起動してそのまま使えます。


 

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