RedHat Linux7.1インストール Rev0:2001/06/12
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HDD交換を機に最新2.4kernelのRedHat Linux7.1を、インストールした報告です。
RedHat Linux7.1 待望の2.4kernelを採用して5月にリリースされたRedHatです。
以下のようにノートPC用の機能もかなり強化されています。

1.SMPマルチプロセッサー性能の向上
2.2GBを超えるファイル、最大メモリ64GBなどの拡張
3.USB,PCMCIA,IEEE1394,RawI/Oデバイス、I2O,ACPIのサポート
4.UDF,JFFS,EFS,NFSver3,Samba拡張,日本語(code page932)サポート
5.ATM,PPPoE(ADSLで利用のネットワークプロトコル)のサポート
6.Devfs,DRM(3D高速化),LVM,kHTTPdサポート
構成 作業開始前にPCの構成を必ず確認しておきます
外付けCD-ROMからUSB-FDD,USB-マウスで問題なくインストールできるかがポイントです。



USB FDD (純正オプション)
MicrosoftUSB Intellipoint Mouse
Adaptec APA-1460A SCSIカード
Panasonic KXL-810AN CD(SCSI)
PentiumⅢ500MHz 96MBメモリ
i82440MX PCI Busmaster IDE Controller
i82440MX PCI to USB Controller
MK3017GAP 30GB/UltraDMA100 HDD
Toshiba ToPIC100 CardBus Controller
Trident Cyber9525DVD PCI/AGP 2.5MB
i82557/i82558 10/100 Ethernet
YAMAHA AC-XG Audio
TOSHIBA FirePort Type D0
手順  CD-ROM(kxl-810AN)からインストールしようとしてもpcmciaドライバ(どこにあるのかわからない)を要求して来てインストールがそれ以上進みません。代わりにNFSを使ったネットワークインストールを行う事にしました。
(1)インストール起動FD を作成します。
(2)NFSサーバを立ち上げます。
(3)インストールCDイメージをエクスポートします。
(4)起動FDからインストールを開始します。
(5)インストーラの指示に従いインストールします。
準備 ■インストール起動FD の作成
 DOS 窓でインストールCD からNFSインストール用起動FD を作成します。

 c:\ >z:[ enter]  (z:はCD-ROMドライブ)
 z:\ >
cd \ dosutils [enter]
 z:\dosutils>
rawrite [enter]
 Enter Disk image source file name:
..\ images\ bootnet.img [enter]
 Enter Target diskette drive:
a[enter]
 please insert a formatted diskette into drive A:and press Enter:
[enter]

■ノートPCにLinuxインストールのための空き領域を確保します。
 市販ソフトのPartition Magic6を使用して4GBを確保。
■USB-FDD Emulation をenable にする (詳細SS3440 マニュアル参照)
 ついでにMouse/keybord もEmulation をenable にした。
NFS
設定
インストールCD1とCD2のイメージをSS3440からネットワークでアクセスできるようにします。
(1)NFSのインストール
(2)CDイメージを置くデイレクトリの作成
  /home/export/redhat71を作成する


CD1(/mnt/cdrom)をダイレクトにエクスポートしても2枚目CD2への切替が未サポートのようです。「…ファイルを開けません。…」のエラー表示後フリーズします。CDイメージはHDDに置くしかないようです。
(3)/etc/exportsの編集
 エクスポート対象のデイレクトリ/home/export/redhat71を指定します
  /home/export/redhat71 192.168.1.0/255.255.255.0(ro)
(4)NFSの追加/起動

 ・runlevel managerでnfsをlevel5に追加します。(次回起動より自動起動)
 ・runlevel managerでnfsを起動します。
  
ps axコマンドでnfsdが起動しているのを確認できます。
(5)インストールCD1を/home/export/redhat71にコピーします。
(6)インストールCD2の/RedHat/RPMSを
   /home/export/redhat71/RedHat/RPMSにマージします

 

インストール FDにインストール起動FDをセットし電源ONでインストーラを起動します。
手順はマニュアルの通りです。
インストールの注意事項は以下の通りです。
■インストールの種類は「カスタム」を選択します。
■パーティション設定では「Disk Druid」を選択します。
■大容量HDDを使用するので/bootと/パーティションを作成します。
■Win98とのデュアルブートのためliloをMBRにインストールします。
■ネットワーク環境に合わせて設定を行います。
■NFSサーバ指定の前にUSB-FDを抜いてUSBマウスに繋ぎ替えます。
■NFSサーバの指定を行います。設定例
 NFS Server Name:192.168.1.20
 RedHat Directory:/home/export/redhat71
■パッケージグループの設定では「ラップトップ」忘れず選択します。
「Xの設定を行わない=on」にしてインストールします。
■ブートディスクはインストール後mkbootdiskで作成します。
Xウィンドウ インストール時にXウィンドウを設定すると起動後フリーズします。
これを回避のために今回は特別にインストール後Xウィンドウを設定します。
以下は注意事項です。
(1)日本語表示のためkonを起動します
(2)mouseconfigでマウスをMicrosoftUSB Intellipointに設定します
(3)「/etc/sysconf/mouseで予期せぬ行5を検出しました」
   のメッセージが出たらviで5行目を削除すると問題を回避できます。
   ちなみに5行目は/dev/mouseです
これはバグの疑い大です。
(4)XcofiguratorでXウィンドウを設定します。
  ・VGAはTrident Cyber9525DVDのメモリ容量を2MBに指定します。
   (メモリ容量が16kbで自動認識されているかもしれません)
  ・モニターはカスタムとし

   水平同期:31.5-48.5kHz 垂直同期:50-70Hzを指定します
  ・色数:16bit 解像度:1024x768を指定します。
結果
redhat6.2jのインストールではCD-ROMからのインストールが可能だったのが新バージョンではできません。マニュアルには説明がないようですが、drivers.imgを使えば可能な可能性もあるようにみえます。マニュアルを探す前にまずはNFSインストールを行いました。

■結果的にインストールできましたが、SS3440が非互換機種とはいえインストーラに関してはバグもあるようで「まだまだ」です。ただ問題が出なければハードの自動識別、GUIのおかげで以前とは様変わりして、Win98と同じ感覚でインストールできます。

mouseconfigとXcofiguratorはつい最近アップデート版がリリースされたようです。これでインストールの問題が回避されたかどうかは未確認です。



 

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