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■目的
  東芝SS3440ノートPCでホームサーバを構築するためにRedhat Linux8.0をインストールします。

■構成
 以前に調査したPCの構成は以下のとおりです。
 PCカード接続の外付けCD-ROM、USB-FDD,USB-マウスの構成でのインストールになります。

SS3440
PentiumⅢ 500MHz 128MB メモリ
i82440MX PCI Busmaster IDE Controller
i82440MX PCI to USB Controller
MK3017 GAP 30GB /UltraDMA 100 HDD
Toshiba ToPIC100 CardBus Controller
Trident Cyber 9525DVD PCI/ AGP 2.5MB
i82557 /i82558 10/100 Ethernet
YAMAHA AC-XG Audio
TOSHIBA FirePort Type D0
FDD USB FDD  (純正オプション)
Mouse USB3ボタン光学Mouse
SCSI Adaptec APA-1460A SCSIカード
CD Panasonic KXL-810AN  (SCSI)
■手順
 東芝ノートPCのToPIC100pcmciaのドライバが見当たらないのでネットワーク経由でのインストールになります。
(0)インストール前にBIOSの電源コントロールでスタンバイや休止に関する指定事項があれば、これらは[なし]にしておきましょ う。 今回は後で気がついたのでやっていません。
(1)インストール起動FD を作成します。
(2)もう一台のディスクトップPCにLinuxをインストールしHTTPサーバを立ち上げます。IDE接続のCD-ROMドライブなら 問題 なくCD-ROMからのインストールが可能になるはずです。
(3)インストール用LinuxのCDをHTTPのDocument Rootディレクトリにコピーします。
(4)起動FDからインストールを開始します。
(5)インストーラの指示に従いインストールします。
■準備
(1)起動FD
  DOS 窓でインストールCD からNFSインストール用起動FD を作成します。 
c:\ >z:[ enter]  (z:はCD-ROMドライブ)
z:\ >cd \ dosutils [enter]
z:\dosutils>rawrite [enter]
Enter Disk image source file name:..\ images\ bootnet.img [enter]
Enter Target diskette drive:a[enter]
please insert a formatted diskette into drive A:and press Enter:[enter]
(2)USB-FDD Emulation
 USB-FDD Emulation をenable にする (詳細SS3440 マニュアル参照)
 ついでにMouse/keybord もEmulation をenable にします。

■httpサーバ設定
 LinuxCD1とCD2のイメージとHTTPサーバの設定を行います。
(1)Linux8.0のインストール...ディスクトップPCならCD-ROMからのインストールで何も問題ありませ ん。
(2)CDイメージを置くデイレクトリの作成
  /var/www/html/disk1を作成する
(3)CDイメージのコピー
 CD1の内容を/var/www/html/disk1にコピーします
 CD2,3の/RedHat/RPMSディレクトリの内容を/var/www/html/disk1/RedHat/RPMSにコピーします。
(4)Httpデーモンの起動
 ・「サービスの設定」ツールでhttpdを起動します
   ps axコマンドでnfsdが8個起動しているのを確認できます。
■インストール
FDにインストール起動FDをセットし電源ONするとインストーラが起動します。

インストールの注意事項は以下の通りです。
・インストールの種類で「サーバ」を選択してもディスクトップ用パッケージのインストール指定は可能です。
・パーティション設定では「自動」を選択します。
・ネットワーク環境に合わせて設定を行います。

■Xウィンドウ
 インストーラが自動検出した内容をそのまま使います。
 光学マウスだけはGeneric 3Button Mouse(USB)を指定します。

■結果
・ノートPCへのLinuxのインストールは、PCMCIAドライバー入手の可否で方法が決まります。
入手できない時はCDからのインストールはあきらめてネットワークインストールが賢明です。
Httpサーバなどはデフォルトの設定のままでも動くようですので準備は以外にも簡単に終わりました。
・インストール時のデバイスの自動検出機能の向上には目を見張るものがあり、Windowsのインストールと差はなくなりつつあるようです。特に XWindow周りは隔世の感です。

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