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■目的
 WindowsXP OEM版のインストール結果報告です。
 OEM版は価格が安くメモリーやHDDなどとの組み合わせで購入できます。
 ただし説明書はないに等しいのでそのつもりで購入が必要です。
 ・WindowsXP Professional+Plus! OEM版
       (インストール前はWindows2000 Professional SP2)
 WinXPの情報はこちら

■準備
 いつものことながらインストール(購入)して困らないために事前の準備は必須です。
 現在使用中のハードやソフトがWinXPに対応しているかを調べます。
ハードの調査 コントロールパネルのデバイスマネージャでハードウェア構成を調べておきます。WinXP対応のデバイスドライバの有無を確認するた めで す。
ハード構成の例はこちらです。
ソフトの調査 大部分はOKですが1部に問題となるソフトが出てきます。特に仮想CDや加速ソフト、HDD関連などのユーティリティはWinXP対 応の 確認が必須です。
起動ディスク XPからは起動ディスクが添付されなくなりCDから直接起動するように変わっています。ただ、起動ディスクをマイクロソフトのサイト から ダウンロードできるようです。
■ドライバ
 今回のWinXP対応の調査結果です。
区分 ハード 対応 備考
Mother Intel D850MV
IDE
Audio
LAN
VGA Matrox G550

SCSI Tekram DC390UF
Adaptec AHA-2940AU
×

RAID Promise Fast Trak66 ×
DVD-ROM ricoh MP9200
DV Canopus DV Storm-RT

TV Canopus MTV100

LAN 3Com 3C905B-TX
PRT Canon Bj F850
SCN Canon FB1200S

区分 ソフト 対応 備考
PRT Adobe Acrobat 4.0 ver5.0
CD SourceNext 携速 2000 ver7.0
CD-R BHA B's Recorder Gold 2.02 ver3.0
HDD Power Quest Partion Magic 6.0
Power Quest Drive Image 4.0

ver7.0
ver5.0
■インストール           
 今回のインストールの手順は以下です。
 おおよそWin2000と同じように思われます。
ドライバーのダウンロード XP対応のドライバをダウンロードしておきます。
システムバックアップ DriveImageを使用しシステムのバックアップを行います。仮にXPのインストールに失敗してももとのOSに修復できるので長 い間 PCを使えなくなるようなことを避けられます。
データバックアップ データはシステムとは別パーティションなのでバックアップはしません。(バックアップはやったほうがより安全です)
ブートデバイスの設定 新規インストールなのでブートデバイスの設定をBIOSでFloppyからCDに変更します。...OEM版の場合はこの説明はありませ ん。
D850MVの場合
BIOS設定画面でBOOTタグを開いて
FirstBootDevice=Floppy → CD-ROM
に変更します。
(インストールが終了したら元に戻します)
*D850MVはMotherBoardのBios Setup Configuration JumperをConfigureに設定しないとBios設定画面を開けません。
インストール 画面の指示に従ってインストールします。
事前調査の結果からWin2000をWinXPに完全に置き換えても問題はないと判断できたのでパーティションはWin2000を削除し て WinXP用を設定しています。必要ならWin2000を残してデュアルブート環境にすることもできます。
ライセンス認証 不正コピー防止のためインストールより30日以内にライセンス認証が必要になり、デバイスの変更が6個を超えると再認証が必要になる とい われています。詳細はWinXP のQ&Aを参照ください。
■結果   
 まずは問題なくインストールできました。
 デバイス関係は事前調査の通りの結果です。
 なおWinXP対応でなくても動くものもあります。
 Adobe Acrobat4.0    XP対応と謳っていませんが、動作するようです。
 Sharp PowerEJ5.0    XP非互換の表示が出ますが、動作するようです。
 Promise Fasttrak66    Win2000用ドライバで動作するのを確認できました。

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