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■目的
 intelのCore2Quadの概要メモです。
 ちなみに使用中のCPUはCore2Quad Q9450(Penryn/45nmYorkfield)です。

■Core2Quad概要
 2006/7月発表のintelの最新Core2マイクロアーキテクチャを採用する4コアを持つCPUです。
[History]
 高速化が難しいX86命令の高速化は複数の簡単な命令(μOPs)への分割と半導体製造技術の向上が支えてきた。
 ..P6アーキテクチャ: PentiumPro/PentiumIII
 半導体設計ルールの微細化とクロックの高速化は消費電力と発熱の増大を招きコスト増大の要因となる。
 ..NetBurstマイクロアーキテクチャ: Pentium4
 低消費電力/高性能化両立のモバイルPentiumMアーキテクチャを発展させたのがCoreマイクロアーキテクチャ。
 消費電力と発熱を抑えるため高クロック化による高性能化にかえてマルチコアCPUを採用している。
 

■Core2Quadの機能
 Core2マイクロアーキテクチャに共通の以下の機能を備える。
 Advanced Smart Cache: 2つのコアがL2キャッシュを共有する。利用率は状況に応じて動的に変更。
 Smart Memory Access: メモリ内のデータや命令を予見してキャッシュに取込みメモリアクセス遅延を解消。
 Digital Media Boost: 従来2サイクルの128bitSSE命令を1サイクルで実行。
 Wide Dynamic Execution: μOPsの実行制御機構。パイプラインは従来の31から14に縮小。
 Intelligent Power Capability: 回路区画ごとに電源供給を制御する省電力機能。
 Dynamic Acceleration: 他のコアがC3以下の状態のときクロックを引き上げシングルスレッドの性能を向上。

■Core2Quad製品
 intel Core2Quadの製品と仕様を以下に示します。
 現在Q9450/2.66GHzを3.04GHz OCで使用中です。
 

■性能
 intelのwebサイトの性能比較表を以下に示します。
 
  Core2Quad Q9450 /3.04GHz OCのSandra XII2008ベンチマーク結果はこちら
  Core2Quad Q9450 /3.04GHz OCのCrystal Markベンチマーク結果はこちら

■結果
 Quadコアの活躍場所は、複数APPを同時に使用する環境あるいはマルチコア用に作成されたAPPの実行時となる。
 個人的にはTV受信+Web作成(hpBuilder+Photoshop同時使用)のようにQuadコアの恩恵を受ける環境にいる。
 Core2DuoとQuadの選択肢では最終的にはトータル性能のCore2Quadにとなると思われます。
 一般的に45nmで消費電力も抑えられたQ9000シリーズの12MBキャッシュQ9450あたりが購入のターゲットか?。

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