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■目的
自作PCを20ℓ容量のmicroATXケースに衣替え小型化します。
これに伴いCPUクーラーが仕様上サイズオーバーとなる問題に対応します。
■自作ミニタワーPC
r965自作PCはRyzen 9 9900X 搭載で自作歴代最速microATXミニタワーです。
今回ケースをJonsbo社D32 Pro 25ℓ容量から20ℓピンク系カラーのZ20にします。
使用中のCPUクーラ高さ168mmはケースの仕様163mmを超えるのでサイドパネル取付にスペーサーを追加し接触を回避します。
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■構成パーツ
改造に関連の主なパーツ類です。
PCケース交換とあわせて今回厚さ3mmのサイドパネル取付用スペーサーを準備です。
これにより高さ168mmのNH-D15 G2 LBC CPUクーラーはZ20でも継続使用です。
[Case] ..新規
Jonsbo Z20
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[Cooler]
Noctua NH-D15 G2 LBC
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[Mother]
ASRock B650M Pro RS
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[Graphic]
NVIDIA Quadro P2200
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[PowerSupply]
ANTEC NE650G M
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[Spacer]..新規
アルミ スペーサー
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- Case:microATX 容量20ℓ CPU-Coolr163mm。
- CPUクーラ:TDP120W CPU 14cmファン 高さ168mm。
- マザーボード:microATX /B650 /AM5 3xM.2 SSD
- Graphic: x4 DisplayPort 1.4 4K@60Hz
- PowerSupply:80 PLUS GOLD 650W
- Spacer:M5 内径5.2mm×外径10mm×厚さ3mm 4個
■組込
概略以下の組込手順になります。
- 古いケースからマザーボードなどすべて外します。
- 新しいケースに外したマザーボード、拡張ボードなど全て取付けます。
- 電源を取付けたらマザーボードなどに接続します。
- フロントパネルケーブル、SATAなどデータケーブルを接続します。
- ケースファンを取り付けたら、電源ケーブルを接続します。
- サイドパネル取付にはスペーサーを追加しCPUクーラとの接触を回避します。

- 外部のディスプレイ、キーボード、マウスなどを接続します。
■BIOS-FAN制御
今回ファン接続端子を変更したのでファンチューニングを再実行します。
BIOSから[H/W Monitor] [Fan Tuning]でファンの最低動作速度を検出します。
[Fan-tastic]を開くと検出したファン最低速度をベースに温度/出力カーブが
設定されます。今回はCPU、ケースファンともに[Silent]の設定のカーブを適用です。
■温度上昇..HWmonitor
室温20℃でのPC内部温度とファン回転数の実測値です。
CPU適正最大温度95℃に対し高負荷(PassMark)時は約72℃で余裕ありです。
■性能PassMark
PassMarkベンチマークは改造前とほぼ同じです。
■仕様
r965z自作microATXミニタワーの仕様になります。
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r965z
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r965 (従来) |
Case
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Jonsbo Z20 /microATX
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Jonsbo D32 Pro /microATX |
CPU
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->
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AMD Ryzen 9 9900X
8C16T@4.4-5.6GHz /AM5 |
CPU Cooler
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->
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Noctua NH-D15 G2 LBC
height=168mm |
| Mother board |
->
|
ASRock B650M Pro RS |
| Front Panel |
USB10GTypeC /USB5GTypeA /Audio+MIC
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USB10GTypeC /2xUSB5GTypeA /Audio+MIC |
| Power Supply |
->
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ANTEC NE650G M 650W Gold |
Size
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W186 xH295 xD370 mm
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W207 xH314 xD396 mm |
Weight
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約9.5kg
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約8.3kg |
■結果
- 自作PCをピンク系カラーの microATXケースZ20にして小型化を完了です。
- CPUクーラ継続使用のためサイドパネル取付には3mmスペーサーを4個使います。
- スペーサ使用で許容CPUクーラー高さ166mmに拡張で今回は実質干渉なしです。
- 室温20℃でCPU温度は高負荷時約72℃でほぼ改造前と同等です。
- PassMarkベンチマークも改造前と同じレベルです。