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■目的
 最近のGigabit対応NASの仕様を見ているとさまざまなメリットが浮かび上がります。
 データのbackup/プリントサーバ/デジカメやTV録画などの共有に1台導入したいところです。

■NASとは
ネットワークに接続して使用する外付けのHDDと思えばOKです。
WindowsやMacのファイル共有機能をサポートしておりネットワークに接続してあたかも内蔵ディスクのように使用できます。最近はGigabit Ethernet、RAID、eSATA、バックアップ、プリンタ共有、FTPの機能なども備え信頼度とともに使い勝手、性能ともに向上してるようです。

左の図はエクスプローラでNASを見た例です。C:ドライブやD:ドライブと同様に扱えることが想像できると思います。

■NASの設置
Gigabit Ethernet対応ブロードバンドルータを使用している場合はルータの空きポートに直接接続可能です。通常はGigabit Ethernet対応Switching Hubを準備しましょう。10/100Mbps LAN環境でも接続できると思いますが高速転送を生かすためにはGigabit LAN環境にしたいところです。

■NASのメリット
パーソナルユースでもNASを使用するメリットが増えてきました。

(1)データバックアップ
HDDが壊れることを想定して、これまで1台のPCには2個のHDDを装備していましたが、PCの台数が多くなるとコストがかさみます。NASを使えば複数のPCを1台のNASでバックアップでき、またコストを最小限にできます。バックアップソフトはこれまでどおりWin装備のユーティリティ(ntbackup)を使用しバックアップ先をNASに変更するだけで移行できます。

(2)データの共有
ホームネットワークなどでデジカメ、TV録画などを複数のPCで共有するにはNASが便利です。ただしFAT32の制限で4GBを越えるようなファイルを扱う場合は専用フォーマットにする必要があるようです。

(3)My Documentやメールデータ
システムの再インストールなどで消えるのを避けるため、これらはC:ドライブからたとえばD:ドライブに格納先を移動していました。いっそのことNASに移動してしまえばD:ドライブ作成の手間とコストが省けます。もちろんユーザごとにアクセスを制限できます。ただし応答時間や転送時間が問題になる場合は推奨できません。以下の例はマイドキュメントのプロパティ画面で、N:ドライブがNASになります。

(4)プリントサーバ
NASに接続したプリンタを複数のPCで共有できます。

(5)FTPサーバ
 DynamicDNSと組み合わせれば、FTPサーバとしてインタネットを経由してアクセスが可能になります。

(6)省電力/低騒音
常時パワーオンのため20W程度の省電力と低騒音は必須ですがパーソナルユースのNASならこの条件を満たします。

■注意事項
(1)ファイルシステムは実質上の範囲でファイル容量の制限がないNTFSをサポートしてももらいたいところですがFAT32場合、容量4GBを越える録画ファイルなどは扱えないので専用フォーマットを使用することになります。専用フォーマットが何か不明ですがFAT32にこだわる理由は特にないので専用フォーマットにするつもりです。
 ..ntfsは読取りのみ可なのでコントロール部分はLinux+Sambaを使用か?。
(2)I-Oの場合プリントサーバ接続はWinのみの環境に限定され、双方向通信には対応していません。
 業務用にCanonのiP4200を接続しましたが、サポート機種にもかかわらず時々通信不能で接続をあきらめました。

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